アルプスの少女ハイジ

「アルプスの少女ハイジ」はアニメでも有名になっていましたが、実写映画版「ハイジ」をもう一度、観てみたくなりました。

ヨハンナ・スピリ作「ハイジ」は、たしか小学館の名作文学全集でもなじみがありました。

映画も、学校の映画観賞会で観たことがあります。

なぜ、今回、こんな子ども向けと思われる作品を観なおしてみたくなったのかというと、重要な一場面の記憶が薄れていたからです。

それは、ハイジと友だちになったクララが、アルプスの山で歩けるようになるというシーンです。

大きなお屋敷のお嬢さんとして生活しているクララですが、母親を亡くした後、歩けなくなっていたのが、アルプスの山でハイジと遊んでいる途中、ふと歩けるようになる感動のシーンです。

つくづく、こういう出来事は、あまり、注目されなくなってきているのではないでしょうか?

病気で歩けなくなっていた(精神的な原因)人が、歩けるようになるためには、ある人が治った例があっても、誰にでもいつでも適応されることでなければ、採用されることが難しかったりします。

それに対して、薬や道具などの物ならば、何回かのストレス検査で耐用性が証明されれば、価値が認められて採用されます。

クララも、歩けなくなってから車いすを使っていました。

その車いすが壊れることもクララが歩くようになるために必要な要素になっています。

公式で証明したりは私にはできませんが、メンテナンスされていたものがある日、壊れるのは、マイナスの力が働いている中で起こるのでそれだけ起こりにくいはずですが、期待していることが起こることは、プラスの力が働いている時なので、そのほうが起こりやすいように感じるからです。

心理学の概論を読んだりしていると、心理学は人間が、都合の良い行動をとるための要素を洗い出して、それが、いつも起こるために研究しているところがあると思います。

映画を観なおして確認できたことは、クララが歩けるようになるために、必要だったことは、専門的な知識を持つ人でもなく、最新の発明品でもなく、素朴な人の温かい心と、大自然から感じられる素晴らしさだったようです。

音楽にも、目に見えて証明できることは少なくても、期待していることを起こす力があります。

いつ起こるかわからないようなチャンスに期待する余裕って、意外と大切ではないでしょうか。


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