森の中

紅葉がまだ、本格的ではない時期でしたが、秋晴れの気持ちのいい日、森の中の道を歩いていくと、カサッコソッと人気のないところから音が聞こえます。

茂みから何か動物が現れるのかと、少しドキドキしてふりむくと、誰もいません。

たぶん、どんぐりが今までつながっていた木につながっていられなくなって、あちこちで落ちる音なのでしょう。

この時期、結構な勢いで次々と落下するらしく、静かな森のちょっとした賑わいです。

どんぐりといえば、有名なのが「どんぐりころころ」ですが、どんぐりが泣いてどじょうを困らせるところで終わっています。

これに三番の歌詞があるそうです。

三番では、仲良しこりすがやってきて、落ち葉にくるんでおんぶして、どんぐりを山に連れ帰ることになっています。

なんとなく、ほっとしますね。

紅葉も鮮やかになってきて、落ち葉の音も聞こえる季節になりました。